沖縄そば

ソーキそば
沖縄そば
写真提供 株式会社 サン食品

 琉球王朝からの長い歴史の中で、独自の食文化を作り上げてきた沖縄。日本の他の地域とは異なり、古くから豚を使った料理が食べられてきた。中国と交易を行っていた約400~500年前に大陸から伝わった麺料理に改良が重ねられ、宮廷料理として定着していったのが「沖縄そば」だ。かつては王族・貴族の、明治時代には一般の人々に広まり、今では県内で1日15~16万食も食べられている「沖縄の県民食」となった。麺はうどんのような外見。しかし弾力があり歯ごたえ充分な「噛む麺」だ。小麦粉、かんすい、塩で作られた麺は、油がまぶされ、麺だけでも食べることができる。スープは豚骨からとっただしと、鰹節をたっぷり使っただしをブレンドし、醤油などで味を整えたもの。鰹の香りがぷーんと漂う、あっさりとしたスープだ。具は豚肉の三枚肉にカマボコ、ネギ、紅ショウガなど。豚のスペアリブを味付けした肉「ソーキ」が具になると「ソーキそば」となる。その他、豚足「てびち」をのせた「てびちそば」や、野菜をのせた「野菜そば」などバリエーションが豊富になってきた。食べるときには、島唐辛子を沖縄の焼酎「泡盛」に漬けた「こーれーぐす」という調味料を数滴たらすのが地元の流儀。本土のうどんのようでもあり、中国の麺料理のようでもあり、お互いの良いとこ取りの「沖縄そば」。一度食べたら癖になる不思議な麺料理だ。

そば処月桃
店名 そば処月桃(げっとう)
場所 沖縄県西原町棚原213-3
電話 098-944-3355
営業時間 11:00~21:00(水曜日は14:00閉店)
おすすめメニュー うっちんそば、月桃ざるそば
沖縄でそばと言えば日本そばではなく沖縄そばのことを言う。
写真は、地元の有名店のひとつ「そば処月桃」

戻る

ラーメン用語辞典これであなたもラーメン通おいしいラーメンを家庭でつくろうご当地ラーメンと札幌ラーメンラーメン店開業ネット解説ラーメンのひみつラーメンワンダーランド